公開 2020年3月31日
☆更新 2020年7月10日
ユーザーさま
エステでは小顔効果もあるとか聞くけど、美容室のヘッドスパと何が違うの?
ヘッドスパ、ヘッドマッサージ、ヘッドエステと名称がたくさんあってわかりにくいですよね。
実はこれらは全て呼び名は違えど、広き意味では同じです。
ヘッドスパは、髪、お顔、ダイエットなど個々の目的に合わせて行うことで、絶大な相乗効果が期待できるのです。
今回は、元エステサロンオーナーの管理人がヘッドスパについて、小顔・ダイエットへの効果、ヘッドエステとの違い、適切な期間・回数・頻度についてわかりやすく解説いたします。
目次
ヘッドスパとは?
ヘッドスパとは、頭皮・頭部を揉み解す手技メニューのことです。
頭皮を揉み解し、頭部の血流、リンパを活性化させます。
別名、スカルプケアとも呼ばれています。
髪質改善に効果的である事から、美容室の人気定番メニューとなっています。
トリビア!ヘッドスパ=タカラベルモントの商標名だった
ここでちょっとしたトリビアです。
そもそも「ヘッドスパ」とは、大手美容メーカー・タカラベルモントの商標名なのです。
ユーザーさま
megumi
でも、このように、商品名がそのまま一般名称になるパターンってかなり多いんですよ。
例えば、次のような事例ですね。
- 「バンドエイド」
=絆創膏 ジョンソンエンドジョンソン - 「ウォシュレット」
=温水洗浄便座 TOTO - 「アロンアルフア」
=瞬間接着剤 東亜合成
ユーザーさま
”あそこのトイレ温水洗浄便座かな?”
とか言わないよね~。」
megumi
全てそれぞれの業界の第一メーカーばかりですよね。
そして、美容室ってコンビニ・歯医者、郵便ポストの数より多いって知ってましたか?
ユーザーさま
どんな物も世の中で一番浸透している数=一般名称
になってしまうのです。」
megumi
つまり、ヘッドスパは最も数の多い美容室メインに広がったことで、その名が浸透しました。
ヘッドマッサージとの違い
ユーザーさま
megumi
結論から言いますと、現在では広き意味で同じ類の技術を指すとお考えください。
その他にも次のような名称で呼ばれることもあります。
- ヘッドセラピー
- ヘッドリラクゼーション
- ヘッドケア
正しくは、
ヘッドスパ≒ヘッドマッサージ
でしょうか。
ユーザーさま
megumi
もしかしますと、
「いや、うちのヘッドスパはヘッドマッサージじゃない!」
このように、はっきりと違いを主張されるこだわりのサロンさんもあるでしょうね。
ただ、今では個々の美容室・サロンによって実際の提供内容が異なるのが現状です。
かつては、名称によって次のようにカテゴリー分けされていたものです。
- ヘッドスパ
主に美容室で提供されるメニュー
- ヘッドマッサージ
マッサージ店・リラクゼーションサロンで提供されるメニュー
しかし、ヘッドスパが出始めた頃と、現在では市場の状況が変わっています。
美容室でもマッサージ寄りの技術、リラクゼーションでも美容室寄りの技術
双方が混在しているため、大別するのが難しくなってきているのです。
ヘッドエステとの違い
質問者さま Q.ヘッドスパとヘッドエステの違いは? よくヘッドスパ・ヘッドエステを見かけます。 しかし、違いがイマイチ分かりません。 違いを教えてください。
megumi
ヘッドスパとヘッドエステについても、前述のマッサージ例と同様です。
名称から判断すると、次のようなイメージが一般的なものとなります。
- ヘッドスパ=美容室のメニュー
- ヘッドエステ=エステサロンメニュー
ところが、ヘッドエステには「ヘッドエステ協会」という本家の協会が存在します。
この協会の理事をされておられる方が、美容師出身の方なのです。
ヘッドエステ協会のプロフェッショナル認定資格は美容室用・エステ用に分かれています。
個々のプログラム内容の違いを見てますと、次のようになります。
- 美容室向き
「シャンプー法」「タオルドライ法」 - エステ向き
「フェイシャル・ボディメニュー」との連携
つまり、「ヘッドエステ」の名称であっても、髪なのか、顔・体なのかで使い分けられてるということです。
正しい違いは、他メニューとの相乗効果に沿った内容の違いとご解釈ください。
効果をわかりやすく解説
ヘッドスパ・ヘッドエステ(以下、ヘッドスパで統一します)の効果は多岐にわたります。
髪質、白髪改善効果が期待できることは誰もが知るところですよね。
管理人は美容師ではないため、ここではあえてエステで行われている効果をご説明します。
エステで提供されているヘッドスパの効果は、主に次の10点に要約できます。
- 頭皮の疲労・凝り・頭痛解消
- 全身リンパ促進・血流改善
- 眼精疲労改善
- 代謝アップ・ダイエット効果
- 自律神経を整える
- 女性ホルモンバランスを整える
- ストレス解消・リラクゼーション効果
- 睡眠改善効果
- 小顔効果
- 顔のむくみ・たるみ改善
ユーザーさま
megumi
頭って物を考えたり、常に動いてる部位ですからね。
人間の体のてっぺんにあるため、ほぐしてあげると全身の体液が効率良く流れるのです。
実は肩こりは通常のマッサージでは解消しにくい
質問者さま Q.マッサージで凝りが取れない! 酷い肩凝り首凝りに悩んでます。 3日前にマッサージ店に行ったばかりです。 しかし、異常に凝りが取れないです。 考えられる原因は何ですか? 改善策はありますか?
megumi
「肩こり」は日本人に多い代表的な疾患の1つです。
この質問者様の場合、マッサージに行っても症状が改善されない理由は次の4点です。
- マッサージが激安¥2,980の類だった
- 普段の姿勢が悪い
- 血流が滞っている
- パソコン・スマホ操作のしすぎ
- ストレス過多
マッサージに限らずエステなどのケアも同様ですが、これらはあくまで生活習慣改善が前提となります。
いくらすぐれた手技を受けても、生活習慣を根本的に改善しないと同じ事の繰り返しです。
一方、注目頂くべきは太字の部分です。
現在、巷では1時間¥2,980などの激安マッサージ店が増加していますよね。
ほとんど服を着たまま、凝ってるところを揉み解す内容です。
しかし、肩こり・首凝りは、患部をそのまま揉んだだけでは大してスッキリしないのです。
なぜなら、体は部分だけでなく、全身繋がっているからです。
ヘッドスパは、こういった方ほど積極的に行って頂くメニューなのです。
体のパーツだけでなく、体のてっぺんから体液を循環させ、全身の血行を促進させます。
施術後のすっきり感は、肩や腰だけをメインにやるよりも全く異なった体感があります。
これまで身体中心のマッサージで効果がでにくかった方は、ぜひヘッドスパを試してみましょう。
小顔・フェイシャルで効果を実感しにく方には必須
ヘッドスパは小顔・フェイシャルメニューには必ずセットで行うべきです。
理由は、前項の肩こりの場合と同様で、部分的な施術を行っても意味がないからです。
ユーザーさま
megumi
しかし、考えてみてください。
お顔を司っている部位はどこでしょうか?
はい、頭ですよね。
つまり、顔のむくみ、たるみ改善に顔の手技のみを行うより、効果維持の期間が変わるのです。
顔のたるみ・小顔などのフェイシャルメニューは、最低限次の順番で行うべきです。
- ヘッド
↓ - 顔
↓ - 首
↓ - 肩+デコルテ
どちらの順番で行うかは、サロンの方針によりますので一概に言えません。
ただ、近年フェイシャル効果の高いエステサロンほどヘッドは必須メニューとしています。
これまでエステのフェイシャルメニューでイマイチ満足できなかった方は、ぜひヘッドスパ付でトライしてみてください。
ヘッドスパは絶大なダイエット効果にも繋がる
あまり知られていませんが、ヘッドスパは絶大なダイエット効果も期待できます。
前述の血流、リンパ活性化はもちろんです。
しかし、何より効果的なのはストレス・自律神経改善への直接的な効果に繋がるからです。
(※ダイエットとストレス・自律神経に関してはこちらをご覧ください。)
↓
頭でストレス疲労度・性格がわかる
質問者さま Q.ヘッドマッサージで性格がわかる? マッサージ系のお仕事をされてる方へ質問します。 体の疲労が多く、ヘッドマッサージをよく利用します。 店では、体より「精神的な疲れ」が出てると指摘されます。 それは、身体のどういったところでわかるのでしょうか? 自分の性格が神経質なのと関係がありますか?
megumi
このご質問は、施術を受ける方のお客様側によくあるギモンです。
しかし、管理人も含めてですが、エステティシャンやセラピストはすぐにわかります。
特に、頭をさわらせて頂くとその方の性格が一発でわかるんですよ。
質問者さま
megumi
いわゆる神経質・心配性な方の頭、後頭部の頭皮はものすごく硬いです。
前述のように、頭は睡眠時以外は四六時中動かしている人間にとって重要な部位です。
神経質・考え事が多い・心配性な方=頭の血流が固まりやすい方
ということになります。
その習慣が慢性化すると、頭皮はどんどん固まっていきます。
生まれつきの性格というのは存在しない説あり
睡眠研究の第一人者・筑波大学の研究主任は、睡眠と人間の性格について次のように述べています。
「生まれつきの性格は存在しない」
管理人もこの説は非常に同意する部分があります。
ユーザーさま
megumi
人間の性格は環境や状況に応じていくらでも変化しますからね。
前述の神経質・考え込みやすい方の頭皮は非常に硬いです。
一方で、管理人はスポーツインストラクターの方の頭皮も触らせて頂いたことがあります。
やはり、彼らの頭皮は柔らかいんですよね。
megumi
ユーザーさま
megumi
深く考えこんでしまう習慣が慢性化するとストレスに繋がることになります。
当サイトでは繰り返しお伝えしています。
慢性的なストレスを抱えている方は痩せにくいです。
(※この点に関してはこちらをご覧ください。)
↓
これでもうお分かりかと存じますが、
つまり、頭皮をほぐして、
やわらかくしてあげる=性格がおだやかになる
それこそがヘッドスパの効果なのです。
結果、ヘッドスパは絶大なダイエット効果が同時に期待できるのです。
推奨頻度・回数・体に変化が表れる期間
ヘッドスの推奨頻度・回数・体に変化が表れる期間は次のようになります。
- 推奨頻度
週1回~10日に1回(月に3回) - 推奨期間
3ヶ月~6ヶ月 - 回数
12~20回
厳密に言えば、ヘッドスパの適切な頻度・回数は、何を目的とするかによります。
最初のうちはなるべくこまめに通い、週1回~10日に1回をおすすめします。。
当然ながら、来店頻度のペースをキープすると同時に生活習慣改善も必須です。
ダイエットの方は体重、体脂肪を減らすはっきりとした「ゴール」があります。
小顔・フェイシャルの場合も、お顔のむだなお肉が落ちてきた変化を感じ取ることは可能です。
ダイエットの場合の推奨来店頻度もほぼ同様ですが、回数は12~20回をサロンのコースに組み込みましょう。
ヘッドスパは小顔・ダイエット効果絶大!まずは体験してみよう
megumi
今回は、ヘッドスパについて、小顔・ダイエットへの効果、ヘッドエステとの違い、適切な期間・回数・頻度と共にお話させて頂きました。
まとめますと、ヘッドスパとは、頭皮・頭部を揉み解す手技メニューのことです。
そもそも「ヘッドスパ」とは、大手美容メーカー・タカラベルモントの商標名です。
頭皮を揉み解す手技メニューの名称には、次のようなものがあります。
- ヘッドマッサージ
- ヘッドエステ
- ヘッドセラピー
- ヘッドリラクゼーション
- ヘッドケア
結論から言いますと、現在では広き意味で同じ類の技術を指すとお考えください。
一方、「ヘッドエステ協会」のプロ用プログラムは、美容室用・サロン用に分かれています。
個々のプログラム内容の違いを見てますと、次のようになります。
- 美容室向き
「シャンプー法」「タオルドライ法」 - エステ向き
「フェイシャル・ボディメニュー」との連携
エステで提供されているヘッドスパの効果は、主に次の10点に要約できます。
- 頭皮の疲労・凝り・頭痛解消
- 全身リンパ促進・血流改善
- 眼精疲労改善
- 代謝アップ・ダイエット効果
- 自律神経を整える
- 女性ホルモンバランスを整える
- ストレス解消・リラクゼーション効果
- 睡眠改善効果
- 小顔効果
- 顔のむくみ・たるみ改善
ヘッドスパの推奨頻度・回数・体に変化が表れる期間は次のようになります。
- 推奨頻度
週1回~10日に1回(月に3回) - 推奨期間
3ヶ月~6ヶ月 - 回数
12~20回
ヘッドスパはこれまで肩こり、フェイシャルのお顔のみだけで効果を実感しにくかった方にぜひセットで行って頂くべきメニューです。
同時に行うことで、全身の体液が循環し、より血流・リンパが効率良く流れるためです。
いずれにしましても、まずはご自身でめぼしいサロンの体験コースでその体感・美容室との効果の違いをお試しください。
コメントを残す