公開 2020年4月22日
☆更新 2020年6月1日
ユーザーさま 「着圧レギンスやソックスって、寝るときは脱ぐべき? やっぱり体に悪い?」
美脚・むくみ解消には夜も着圧レギンス・ソックスを活用したいものの、逆効果になる噂もちらほら…。
一体、何が正しいのかわからなくなりますよね。
正しくは、寝るときには夜専用の着圧レギンスを正しく着用することなんです。
今回は、元エステサロンオーナー、ダイエットプロで、サロンでも着圧商品を販売していた管理人が、美脚・むくみ解消のための着圧レギンス・ソックスの夜用対策を徹底解説いたします。
目次
着圧レギンス・ソックスの寝るとき対策は夜用を選ぼう
着圧レギンス・ソックスの寝るとき対策は、適切な「夜用」を選んで着用することです。
質問者さま Q.着圧レギンスを履いて寝たら膝裏が痛い! 昨日、注文した着圧レギンスを履いて寝ました。 なぜか膝裏に皺ができてしまいます。 しかも、寝てる間中とても痛いたです。 着方が間違ってますか?
megumi
このような例は、着圧レギンス初心者さんに非常に多く見受けられます。
結論から言いますと、就寝時は、着用していて違和感がある、きつめの着圧レギンス・ソックスの使用はNGです。
この質問者様の場合に、考えられる原因は、日中用の着圧レギンスを無理矢理着用してしまうことです。
着圧レギンスはどれも同じではありません。
「日中用」、「夜用」、「兼用タイプ」と時間帯別で適正な商品を使い分けるべきなのです。
質問者さま
megumi
日中用と夜用の違い
着圧レギンスの強度は、hpaヘクトパスカルの表示単位で表すことができます。
では、日中用と夜用の着圧レギンスの圧の違いをそれぞれ見てみましょう。
●日中用着圧レギンス
- 腰部分;8.5hpa
- 太もも部分;35.3hpa
- ふくらはぎ部分;17.4hpa
●夜用着圧レギンス
- 太もも部分;11hpa
- 膝裏部分;16hpa
- ふくらはぎ部分;21hpa
一般的に、寝ている間に「苦しい」と感じる部分は腹部、ウエスト周りです。
ご覧のように、日中用と夜用では「圧」の強度が全く違います。
まず、日中用は腰部分に8.5hpaほどの圧があり、夜用にはありません。
次に、太もも部分の圧強度は約3倍の差があり、夜用は優しい適度な圧です。
一方、夜用は最もむくみと密接な関わりがある、ふくらはぎ部分にしっかり圧があります。
つまり、日中用と夜用は圧の強度だけでなく、圧をかけるべき部位も違うのです。
このあたりのデザインは、メーカーや商品によっても異なります。
一概に全部が同じではありませんが、夜用は就寝時に負担がかからないようになってます。
むくみ解消・美脚を目指すには長期着用は必須
夜用着圧レギンスでむくみ解消・美脚を目指すには、長期着用が必須となります。
質問者さま Q.着圧レギンスを履いて寝ても夕方に戻る! 美脚ダイエット中です。 夜マッサージ後、着圧レギンスを履いて寝ます。 日中は付けませんが、夕方にはまたむくみます。 夜の着圧レギンス着用で血流が鈍くなるからですか? 朝にバッと脱ぐから、脚が驚いてむくむのでしょうか?
megumi
この質問者様のように、着圧レギンスの活用方法はまだまだ不可解な点が少なくありません。
そもそも脚のむくみは、明らかに夜より日中の方が付きやすい環境が整ってます。
特に女性はふくらはぎの筋肉が少ないからです。
質問者さま
megumi
夜用の着圧レギンスは、1日の脚の疲れによるむくみを和らげてくれる効果は期待できます。
ただし、日中に着圧レギンスを着用せずに過ごすと、元に戻るのは当然です。
長時間のデスクワーク、立ち仕事、通勤・通学時の満員電車の立ち乗車などが多い方は、日中用の着圧レギンスと使い分けましょう。
よくあるダイエット方法の誤解・使用上の注意
「着圧レギンスを履いて寝る=痩せる・むくみが解消される」
このイメージばかりが先行し、中にはかなり誤った使用方法をされている方もおられます。
ここでは、寝るときに着圧レギンスダイエットのよくある誤解を検証します。
質問者さま Q.着圧レギンスを履いて寝たら顔がむくむ!なぜ? 痩せたくて、次のようなダイエットを行ってます。 着圧レギンスのおかげで脚はむくみません。 しかし、朝起きると目の周りや顔のむくみがひどいです。 ここで質問です。 ①このダイエット方法に効果はありますか? ②目・顔はむくみに間違いないでしょうか?? ③私はどうすれば良いんでしょうか?
megumi
この質問者様が実践されているダイエットは、「イメージ先行型」の誤った方法です。
質問内容を順に回答しますと、次のようになります。
①このダイエット方法に効果はありますか?
→ありません。逆効果です。
②目・顔はむくみに間違いないでしょうか?
→むくみに間違いないです。
③私はどうすれば良いんでしょうか?
→正しい知識に従ったダイエット法をおこないましょう。
この方は個々のアイテムに対する「部分的な思い込み」だけを実践されています。
- ウーロン茶
=カロリー低い・老廃物を流す・痩せる - きつめの着圧レギンス
=下半身のむくみが解消する
では、具体的に何がどう間違いなのかを次に解説します。
寝る直前の過剰水分摂取はむくみ増長の元
そもそも「むくみ」とは、体内の水分代謝と密接なかかわりがあります。
反対に言えば、体内で順調にお水が代謝されれば、むくみにはなりません。
質問者様が目・顔がむくみが付いてしまった原因は次の3点です。
- 寝る直前の過剰な水分摂取でむくみが増長
- カフェインの強いウーロン茶を飲んでいる
- きつめ着圧レギンス使用でふくらはぎのむくみが顔に移動
質問者さま
megumi
まず、本来寝る直前に2杯もウーロン茶を飲んでしまうことが間違いです。
ウーロン茶は日中、食後に多少飲むのはOKですが、寝る前は絶対NGです。
しかも市販のウーロン茶はカフェインも強く、胃を荒らす元となり、睡眠の質も下げます。
つまり、寝ている間に正しく消化・代謝しません。
就寝時に下半身を締め付けると顔にむくみが移動
もう1点の問題点は、寝るときに履いたきつめの着圧レギンスです。
本来、体の水分の70%は下半身に移動するため、ふくらはぎに水分がたまります。
きつめの着圧レギンスで下半身を締め付けたため、お顔に余分な水分が移動したのです。
体は全身つながっていますから、これは当然の結果です。
この点に関する解決策は、次の項をご覧ください。
ダイエット中の正しい夜用着用方法
ダイエット中の正しい夜用着用方法は次の3つの手順で行いましょう。
①就寝前は余分な水分摂取を控える
寝る前に摂る水分は睡眠中に発汗しますが、残りは尿、またはむくみとなって残ります。
ただ、通常深い睡眠に入った場合、ほとんどトイレで起きることはありません。
そういった意味では、就寝1時間前は過剰な水分摂取を控えましょう。
もし、飲む場合は、120ml前後の常温のミネラルウォーター、またはお白湯にしてください。
②脚専用ジェルで軽くマッサージ
むくみ=ふくらはぎの血流・リンパの流れが滞っている
ということになります。
そのため、ふくらはぎのむくみが気になる方は、就寝前のマッサージは必須です。
専用ジェルを使って、適切にマッサージをしましょう。
(※マッサージ方法はこちらをご覧ください。)
③適切な夜専用着圧レギンス・着圧ソックスを着用
マッサージが終わったら、就寝直前にレギンスを正しく着用しましょう。
近頃では、夜専用着圧レギンス・着圧ソックスなど様々な形が登場しています。
用途としては、次のように使い分けていただくことです。
- 夜用着圧レギンス
骨盤矯正・下半身全体のボディメイクを早期に目指したい方 - 夜用ソックス
とにかくふくらはぎのむくみが気になる方
また、就寝時の着圧レギンスや着圧ソックスは、季節も考慮する必要があります。
エアコンなど空調で調整できるなら良いですが、春夏に無理やり厚手の着圧レギンスを使用するのはおすすめできません。
春夏はできれば丈の短いもの、生地の薄手のものなど、汗をかかない工夫を行いましょう。
ふくらはぎのむくみがとにかく気になる方は、ソックスの圧が20hpa前後のもので調整しましょう。
着圧レギンス・ソックスは夜用を正しい知識で活用しよう
megumi
今回は、美脚・むくみ解消のための着圧レギンス・ソックスの夜用対策についてお話させていただきました。
まとめますと、就寝時は、着用していて違和感があるきつめの着圧レギンス・ソックスの使用はNGです。
夜用と日中用では、「圧」の強度と部位が違います。
ダイエットには「日中用」、「夜用」、「兼用タイプ」と時間帯別で適正な商品を使い分けるべきなのです。
一方、ダイエット中の正しい夜用着用方法は次の3つの手順で行いましょう。
いずれにしてましても、就寝用の着圧レギンス・ソックスはその方の体型や体感の好みもあります。
ずは、1枚試し購入から始め、ご自身にぴったり合った長期愛用可能な商品を探しましょう。
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