公開 2019年7月14日
☆更新 2020年5月31日
ラジオ波とは何? 高周波ってきくけど、なぜ高周波で痩せられるの?
今や痩身エステで定番のラジオ波ですが、イマイチどんな仕組みで痩せられるのかわからなくなっていませんか?
今回は高い痩身効果が期待できるメニューとして評判のラジオ波について、改めてその仕組みと効果について痩身エステプロがわかりやすく解説致します。
目次
ラジオ波とは何?痩身エステプロがわかりやすく解説
ラジオ波とは高周波の一種で体内の水分を振動させて熱を作り出し、体を皮下深部まで温めて新陳代謝を活性化させ、脂肪溶解効果が期待できる痩身機です。
別名ではRF(Radio Frequency)とも呼ばれており、エステやクリニックの広告でよく見るRFメニューとはラジオ波のことです。
ラジオ波は医療分野でも使用されているほど信頼性がある機械で、近年では肝臓ガン治療にも応用されています。
痩身分野でのラジオ波は主に次のような効果・効能が期待できます。
- 基礎代謝アップ
- セルライト除去
- 脂肪燃焼・溶解
- 冷え性改善
- 老廃物排泄
- リンパ・血行の促進
- 活性酸素の除去
様々な効果効能を生みだす
高周波とは
高周波とは簡単に言えば電波の1つです。
私達の身の回りには様々な電波があり、テレビや無線もその1つです。
電波は1秒間にどのぐらいの波長が出るかの周波数によって種類が異なり、主に低周波・高周波(=ラジオ波)・超短波・マイクロ波・赤外線・X線に分かれています。
この中で高周波(=ラジオ波)は無線と同じで、1秒間に周波数300KHz~300MHz(波長100km~1m)の高い電波に分類され、この周波数により温かさを感じることができます。
ラジオ波は大きく分けて3種類ある
ラジオ波は、体にあてるヘッド(ハンドピース)に電極が付いている数によって主に次の3種類に分かれます。
●モノポーラ式
ヘッドに電極が1個のみのタイプ。
脂肪層の奥深くまでラジオ波が届きますので、脂肪溶解、老廃物を流す効果に優れています。
機種にもよりますが、モノポーラ式は体の下に電極版を敷いて使用するタイプが多く見受 けられます。
●バイポーラ式
ヘッドに電極が2個付属しているタイプ。
皮膚表面に近い浅い部分での施術に使用します。
コラーゲン生成や肌のターンオーバーを促進します。
●マルチポーラ式
ヘッドに電極が3個以上付属しているタイプ。
皮膚表面の浅い部分、深い部分の両方に満遍なくラジオ波が届きます。
肌を活性化させながら脂肪細胞にアタックします。
ラジオ波痩身効果の最大のメリットは基礎代謝アップ
ダイエットの成功に基礎代謝アップが必須であることは言うまでもありませんが、ラジオ波の最大メリットは、この基礎代謝アップが期待できることです。
一方、痩身エステに来られるお客様の中には、ラジオ波の温め機能について次のようなギモンをお持ちの方が少なくありません。
質問者さま
Q.痩身エステの温めにラジオ波は必ず必要?
痩身エステのラジオ波ですが、どうしてもラジオ波でないと痩身効果がでないのでしょうか?
結果として、体の奥まで温めることができるならラジオ波じゃなくても良いんでしょうか?
A.体の奥、深部まで温めを行うのにラジオ波が最もおすすめです。
痩せる=脂肪細胞を燃焼させることですが、そもそも脂肪を燃焼させるには体内の基礎代謝を上げなければ脂肪は燃焼しません。
megumi
(※この仕組みの詳細はこちらをご覧ください。)
↓
痩せる仕組みは体脂肪・代謝・食事と栄養で決まる!メカニズムを徹底解説【プロ監修】
そして、基礎代謝を上げるには体温を上昇させる必要がありますが、問題はその方法です。
例えば、お風呂やサウナに入るとそれなりに汗を掻きますが、これらはあくまで皮膚の表面が温まっているだけで、皮下深部まで温まっている訳ではありません。
ラジオ波はダイエットにおいて最も重要な、基礎代謝のアップ、皮下深部までの温めを効率良く行ってくれます。
他の痩身施術の効果を促進する
ラジオ波は落ちにくいセルライト除去にも効果的
ラジオ波は、女性の誰もが悩む、セルライト除去に優れた効果が期待できます。
セルライトとは、主に太腿やふくらはぎなどの皮下脂肪部分の皮膚表面に見受けられる凸凹の現象のことです。
その原因は、血管やリンパに詰まった老廃物などにより脂肪細胞が肥大し、コラーゲンを作る元となる線維芽細胞に分断され、皮膚が引っ張られて起こるとされています。
ラジオ波は、皮下深部の脂肪細胞まで熱を浸透させることが可能なため、セルライトの原因となる、下半身のリンパの流れを促進し、老廃物を排出させる働きがあります。
また、皮膚表面も同時に温めることでコラーゲン、エラスチンの生成効果も期待できるため、セルライトの凹凸を滑らかにしてくれます。
つまり、ラジオ波はセルライト除去に最も最適なトリートメントということになるんです。
セルライト以外の脂肪溶解効果もあり
一説には、ラジオ波は温めの機械で脂肪溶解効果はさほど期待できないといった見解がしばしば見受けられますが、ラジオ波でも脂肪溶解効果はきちんと期待できるというのが管理人の見解です。
なぜなら、単純なことですが、画像のようにバター(脂肪)は熱で溶けるからです。
つまり、ラジオ波がもつ温熱効果により脂肪溶解、縮小させることも可能だということなんです。
ただ、近年ではキャビテーション、脂肪冷却、HIFUなど脂肪溶解に特化した痩身機が続々登場してきたため、痩身エステ業界ではラジオ波の脂肪溶解機能を前面に押し出すサロンが減少傾向になりました。
なぜなら、サロン業界も競争ですから、他社が最新機械を導入すると自社も導入しない訳にはいかなくなるからです。
結果として、現在ではラジオ波が得意とする温めの用途を前面に使用するサロンが増加したというのが正確な背景なのです。
施術工程をプランニングする
サロンが多い
ラジオ波のもう1つの重要な役割は体外排出効果
ラジオ波にはもう1つ他の痩身機に無い忘れてはいけない重要な役割があります。
それは、施術後の、「体外排出」です。
一般的に痩身エステの施術は以下の4工程で構成されています。
この工程の中で②のほぐす、溶かすの次に重要な工程は③の体外排出なのです。
なぜなら、②☆の工程で脂肪を溶かすことができても、脂肪を排出せず体内に残したままでは完全にサイズダウンしたことにはならないからです。
※この仕組みに関する詳細はキャビテーションなどの痩身エステで痩せる仕組みをご覧ください。
・痩身サロン施術4工程
①温める
②☆ほぐす・溶かす
③体外排出(ラジオ派使用例)
④引き締める
これらの工程はサロンの方針やコースによって異なり、①温める、④引き締めを省く場合もあります。
痩身エステのメインは手技やキャビテーションを使った②☆のほぐす・溶かすですので、この工程を省く訳にはいきませんが、③の体外排出はセットで必ず行うべき重要な工程となります。
前述しましたように、ラジオ波は皮下深部まで熱を加え脂肪細胞にアタックし、血管リンパの老廃物を流す機能に優れています。
つまり、ラジオ波は施術で溶解した脂肪や老廃物を効率良く体外に排出する上でもベストな手段なのです。
痩身エステで重要な役割を
担っている
ラジオ波の痩身エステメニューは痩せにくい方ほどおすすめ
megumi
今回は痩身エステの定番メニュー・ラジオ波についての仕組・効果について詳しくお話させて頂きました。
まとめますと、痩身エステのラジオ波とは高周波で、熱を作り出して体を皮下深部まで温めて基礎代謝アップ+脂肪溶解の効果が期待できる痩身機です。
その効果・効能は主に次のような点になります。
- 基礎代謝アップ
- セルライト除去
- 脂肪燃焼・溶解
- 冷え性改善
- 老廃物排泄
- リンパ・血行の促進
- 活性酸素の除去
特にセルライト除去には定評があり、他の痩身機にない体外排出効果にもすぐれています。
また、ラジオ波は温熱効果による基礎代謝アップを効率的に行えるため、特にこれまで何をしても痩せにくかった方にぜひご体験をおすすめします。
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