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フルーツダイエット三食はおすすめできない!サロンオーナーが適切な方法を徹底解説

 公開 2019年11月7日
☆更新 2020年5月31日

三食フルーツをお腹いっぱい食べて痩せられるフルーツダイエットは、甘いもの好きの方に朗報ですよね。

実は、三食フルーツだけを食べるダイエットを長期間行うことは、おすすめできないんです。

なぜなら、一時的に体重が減るだけで、本当に痩せているわけではないからです。

しかし、フルーツダイエットはちょっとしたコツで、ダイエット効果を上げることが可能なんです。

今回は、元痩身エステサロンオーナーのの管理人が、フルーツ三食ダイエットが長期間お勧めできない理由と、適切な方法を徹底解説いたします。

この記事を書いた人
megumi

元総合エステサロンオーナーの経歴を持ち、ダイエット部門では延べ3000人を応対。 糖質制限ダイエットでリバウンドした経験を持つ当サイト管理人。

フルーツダイエット三食がおすすめできない理由

三食フルーツを食べるダイエットを長期間行うことがおすすめできない理由は、次の5つです。

  • 必須アミノ酸・塩分不足になりやすい
  • 糖質過多になりやすい
  • 知識がいる
  • リバウンドの確率大
  • 体が冷えやすい

その前に、太りやすい果物・痩せやすい果物についておさらいしておきましょう。

太る果物・痩せる果物

太る果物の特徴は、糖質の高いものです。

  • バナナ
  • マンゴー

その他は、以下となります。↓

痩せる果物の特徴は、低糖質・食物繊維が豊富・脂質の高いものです。

  • アボガド
    脂質・たんぱく質が豊富
  • キウイ
    栄養充足度No.1・食物繊維が豊富
  • グレープフルーツ
    低糖質

必須アミノ酸・塩分不足になりやすい

フルーツダイエットの一番の欠点は、必須アミノ酸・塩分不足になりやすい点です。

「え?塩分は体に悪いから要らないんじゃないの?」

では、これらの点を栄養素別に検証してみましょう。

必須アミノ酸

タンパク質は、言わずと知れず三大必須栄養素の1つです。

タンパク質には体内で作り出すことができない必須アミノ酸と、体内で合成できる非必須アミノ酸があります。

フルーツに多く含まれる酵素は、後者の非必須アミノ酸に該当します。

不足すると、主に次のような体への支障があります。

  • 筋肉不足
  • 体力低下
  • 精神障害
  • 貧血
  • 疲労

これ以外にも、むくみ、免疫力低下、肌や髪の毛のハリがなくなる影響もあります。

しかしこれらは、フルーツでも同等に補えますので、あえてここに含めておりません。

では、フルーツでタンパク質が全く補えないかといえばそうではありません。

しかし、摂取が困難であることは間違いありません。

以下は、主なフルーツのタンパク質含有量です。

https://www.kudamononavi.com/eiyou/eiyouhyou/direction=desc/sort=protein/level=1

ご覧のように、「栗」がダントツトップでタンパク質が高いです。

ただ、栗がフルーツと言えるかどうかですね。

入手も困難ですし、おまけに糖質もかなり高いです。

それ以外のタンパク質含有量の高い果物を見てみますと、状況は似ています。

ドリアンやドラゴンフルーツは、日本では非常に高価ですよね。

ちなみに、「貧血」は鉄分不足によるもので、同じくフルーツでも補うことは可能です。

摂取状況としてはタンパク質と非常によく似ています。

結果、フルーツでは必須アミノ酸・たんぱく質を補うのが困難ということになります。

塩分

現在管理人は海外に在住しておりますが、日本人のある習慣を改めて不思議に感じます。

それは、日本では、塩分=悪者と決めつけている方の割合が非常に高いことです。

それに反して、糖分にはやたらと寛大な風潮があります。

改めて申し上げますと、人間は水分と同等に塩分がなければ生きていけません。

ここ近年、日本は毎年夏になると、熱中症で運ばれる方が続出しますよね。

あれは、塩分+栄養不足が原因です。

塩分チャージの飴が売っているのは日本だけです。

それは、現代の日本人が明らかな糖分過多気味の方の割合が高いからです、

もちろん、塩分を過剰摂取することで成人病のリスクは増しますが、糖分も同じです。

つまり、塩分不足になりがちなフルーツダイエットは、現代日本人向きではないかもしれません。

糖質過多になりやすい

前述しましたように、現代日本人には糖質過多の方が多く見受けられます。

「フルーツ好き」には甘いもの好きの女性に多く、なおこの傾向が強いです。

フルーツは「果糖」ですから、血糖値を上げないため、元来は太りやすくはありません。

だからと言って、糖質の高い太る果物を過剰摂取は禁物です。

しかも、フルーツ好きの方が好んで食べたくなるものは、糖質が高い果物ばかりです。

例えば次のようなフルーツです。

  • バナナ
  • りんご
  • みかん
  • もも
  • ぶどう

もちろん、フルーツの中にはキウイなど糖質が低めで、栄養価の高いものも多いです。

ただし、甘いもの好きに「フルーツなら何でも食べていい」となれば、甘い味のフルーツを食べたくなります。

つまり、甘いもの好きの方がフルーツダイエットをされれば、糖質過多に陥りやすいことは想像に難しくありません。

知識がいる

フルーツだけの摂取で健康体を保つには、かなり知識が必要だと管理人は判断します。

フルーツしか食べない「フルータリアン」という方々が存在するのはご存じでしょうか。

フルータリアンは、一説に「膵臓の病気を引き起こしやすい」と言われています。

ただし、これはあくまでフルータリアンだから病気になったかは定かでありません。

ささやかれている説は、やはり「糖質の高い果物ばかりに偏っていた」方に多いようです。

知識のある方は、膵臓に負担をかけないためのフルーツの取り方を心得ています。

有名どころでは、「マツコの知らない世界」に出演された元東大客員教授の中野さんです。↓

https://www.youtube.com/watch?v=wzPr6M_7y4I

この方は、10年間フルーツだけで生活しており、医者も驚くほどの健康体だそうです。

ただ、あくまで彼は実験としてフルータリアンをされており、一般人におすすめしていません。

前述しましたように、果物の栄養素はかなり複雑です。

しかも、中野さんは京大農学部卒・東大客員教授など、果物の高度な知識をお持ちです。

結果、三食フルーツだけにするダイエットは、安易に取り組むべきではないと考えます。

リバウンドの確率大

フルーツダイエットに限りませんが、三食フルーツダイエットのリバウンド率は高いです。

短期間だけフルーツをばかりを食べれば、一時的に体重は減ります。

特に、フルーツダイエットは、カロリー・脂質を大幅にカットすることになります。

「あれ?カロリーより糖質を摂りすぎると太るんじゃないの?どっち?」

近頃では、糖質制限がダイエット方法の主流となってきているため、混乱しますよね。

当然、カロリーも摂り過ぎれば太る原因となります。

糖質制限推奨者の医学関係者の皆様も、カロリーを無制限に摂って良いとは言ってません。

フルーツはほとんど低カロリーですから、実践すれば一時的に体重は下がります。

しかし、ダイエットを止めて元の通常食に戻すと、体重はすぐに戻ります。

つまり、効果を維持させるには、どこかの段階で健康な食生活に戻す必要があるのです。

体が冷えやすい

一般的に、フルーツは「体が冷えやすい」とされています。

「え?常温なら大丈夫って聞いたけど?体を温める果物もあるって!」

そうなのですが、例えば体を温める果物は主に次のようなものです。

  • りんご
  • ぶどう
  • さくらんぼ
  • オレンジ
  • いちじく
  • あんず
  • プルーン

なんだかさっきの「糖質の高い果物」と、並びが似ていますよね。

要するに、果物は栄養が高いため、ダイエットでなければ何の問題もないんです。

一方、体を冷やすため果物とは次のようなものです。

  • バナナ
  • パイナップル
  • マンゴー
  • すいか
  • みかん
  • レモン
  • グレープフルーツ
  • キウイ
  • メロン

これらは主に暑い地域・南国でよく取れる果物です。

ただ、ダイエットに体の冷えは好ましくありません。

ところが否定ばかりもできないのは、これらの果物は「酵素」が多く含まれています。

酵素は、デトックス効果や疲労回復効果など様々な健康効果が期待できます。

そういった意味で、フルーツダイエットは長期間行うより、短期間で効率良く活用するべきなのです。

おすすめは断食・ファースティングとして活用

誤解のないように言いますが、管理人はフルーツのダイエット効果を否定していません。

あくまで「長期間フルーツのみを三食食べてのダイエット」を否定しているのです。

フルーツは非必須アミノ酸の「酵素」を豊富に含んでいます。

酵素を摂取することによって、主に次のような効果が期待できます。

  • 代謝を上げる
  • 毒素排出
  • 疲労回復
  • 美肌効果
  • 抗酸化作用

当サイトで繰り返しお伝えしておりますが、私達の周りには添加物が含まれた食品がいっぱいです。

食品添加物は、消化が困難で、腸内環境の悪化・体内毒素を溜めやすい性質があります。

そこで管理人がおすすめするのは、フルーツでのファースティング(プチ断食)です。

これはフルーツばかりを食べて体脂肪・体重を直接減らすダイエットではありません。

週末に1~2日のみなど、その日はフルーツのみを適切に摂取して過ごすのです。

普段の食事で疲れ切った胃腸を休め、体内毒素を排出するのです。

フルーツファースティング法

この方法は、ファスティング日1日・準備期間2日・合計3日間のプログラムです。

「え?ファスティングに準備期間がいるの?」

はい。これはリバウンドを最小限にとどめるためです。

通常食に戻した際、急激に脂質や糖質を吸収してしまうからです。

前日準備(1日目)

  • 炭水化物・脂っこいもの・添加物の多量摂取は避ける
  • タンパク質・おかずの品目を多め
  • 夜更かし・飲み会の参加はNG

ファ-スティングは体内の消化機能を休めるため、前日まで消化に時間のかかるものは極力避けるほうがベストです。

反対に、おかずの品目を多めにし、肉・魚・卵など必須アミノ酸を多めに摂りましょう。

また、夜更かしや、アルコールの飲み過ぎは内臓に負担がかかります。

前日は飲み会の誘いなども極力参加しないようにしてください。

ファースティング当日(2日目)

この日は、1日3食フルーツのみで過ごします。

次の注意事項を守って実践してください。

●極力以下のフルーツを優先順に常温・生で摂取

フルーツの種類 注目栄養素
キウイ 栄養充足NO.1
食物繊維
ビタミンC
りんご リンゴポリフェノール
ペクチン(腸内環境アップ)
パイン クエン酸(代謝アップ)
ビタミンC
グレープフルーツ クエン酸(代謝アップ)
ビタミンC
オレンジまたはみかん ビタミンC
葉酸
いちご ビタミンC
カルシウム
レモン・ライム ビタミンC
クエン酸(代謝アップ)
ブドウ ポリフェノール
鉄分
ラズベリー ポリフェノール
ビタミンC
ビタミンE
ナイアシン(炭水化物分解)
  • 夕食は早めの時間帯に済ませる
  • 午前中のフルーツは1種類のみ
  • 摂取量は可能なら腹八分目まで
  • ミキサーでジュースにしても可能
  • コーヒーなどカフェイン・アルコールはNG
  • 水・ノンカフェインは1.5リットルまで可

ファスティング中の果物は基本的に何でも構いません。

ただ、せっかくですので摂取いただく優先順を並べておきました。

午前中は、前述の食べ物を完全に消化しきるため、1種類だけの果物に限定してください。

必ず、常温・生で食べるようにしてください。

みんな大好き一番人気のフルーツはバナナですが、管理人はキウイをおすすめします。

キウイは食物繊維が豊富で、添加物による毒素を抑制し、かつ排出効果もあげてくれます。

水分は、水を1.5 L までの摂取にしてください。

カフェインのお茶類はすべてNGで、麦茶などノンカフェインなら少量含めても構いません。

胃腸を休ませるため、 摂取が面倒であればミキサーでジュースにしても構いません。

●食べ方例(種類は多い方が望ましい。腹八分目まで)

  • 朝 1種類
  • 昼 2~3種類
  • 夜 2~3種類

実践翌日(3日目)

  • 沢山味噌汁・おかゆなど消化に良いものから
  • 炭水化物・脂っこいもの・添加物は避ける
  • カフェインアルコールも引き続き避ける

ファスティング実践の翌日は、復食期間です。

徐々に慣らしていくため、この日は具沢山味噌汁やおかゆなど消化に良いものから始めましょう。

くれぐれも、多量の炭水化物や、脂っこいもの、添加物は避けるようにしてください。

また、カフェインやアルコールの摂取もまだこの日は控えてください。

注意事項

実践する上での注意事項は次の3点です。

  • 生理前はNG・生理後がおすすめ
  • 体調が悪いときの実践もNG
  • 運動との併用もNG

女性の場合は、 生理前後のタイミングに気をつけてください。

生理前は、脂肪を溜め込もうと、体が機能するため、避けましょう。

反対に、生理後の方がより効果が出やすいため、実践は生理後をお勧めします。

ファースティングは、健康な女性が行って初めて効果が出るものです。

体調のすぐれない時や風邪気味の時などは絶対に避けるようにしてください。

また、ダイエットだからといって運動との併用も避けてください。

軽いウォーキング程度なら構いませんが、激しい運動は体力を消耗するため NG です。

※ウォーキングについて詳しく知りたい方はこちらをご覧ください。

ダイエットの運動はウォーキングのみで十分!理由・効果をサロンオーナーが解説

よくあるギモンQ&A

ここでは、フルーツダイエットに関するよくある疑問を Q & A 形式で検証していきます。

果物アレルギーでもOk?

質問者さま

Q.生フルーツじゃないとダメ?

フルーツダイエットをしてみたいです。

生フルーツじゃないとダメですか?

私は、果物全般がアレルギーで食べれません。

加工された・または缶詰のフルーツしか食べられません。

A.生で、ジュースにしてもOKです。

megumi

生でなくては駄目ですが、フルーツダイエットはミキサーでジュースにしても構いません。

いずれにしても、アレルギー体質の方はこのダイエットはおすすめできません。

なぜなら、そもそも免疫力が落ちているからです。

果物アレルギーの多くは、花粉症に反応するアレルギーです。

子供さんに多いですが、大人になってこの症状が続く場合は、免疫力不足が考えられます。

よくある原因の1つは、普段の食生活が添加物と密接な関係がある可能性も否定できません。

体調が弱っている時にダイエットはおすすめできないため、まずは食生活を改善し体質を変えていきましょう。

糖質制限との効果比較

質問者さま

Q.糖質制限とフルーツダイエットどっちが痩せる?

糖質制限とフルーツダイエットはどっちが痩せますか?

また、朝はフルーツだけ。

昼と夕食は糖質制限するとどうなのでしょうか?

A.目的が別になります。

megumi

これまで述べましたように、フルーツダイエットそのものに減量効果はありません。

確かに、それだけを実践すれば一時的に体重が減ります。

あくまで実践するなら短期間だけのファースティングとしてのおすすめです。

一方、糖質制限中は、糖質の高い果物はNGとなります。

そのため、これらをバラバラに組み合わせてしまうことがお勧めできません。

また、糖質制限も2~3週間のみなら体質改善のためにOKですが、長期間はお勧めできません。

当サイトがおすすめする以下2つの食事法を実践の上、フルーツダイエットのファースティングと併用ください。(※リンク)

フルーツダイエットはファースティング目的がおすすめ

megumi

★今回のまとめです★

今回は、フルーツ三食ダイエットが長期間おすすめできない理由と、適切な実践方法について詳しくお話しさせていただきました。

まとめますと、三食フルーツダイエットの長期間実践がおすすめできない理由は次の5つです。

  • たんぱく質・塩分不足になりやすい
  • 糖質過多になりやすい
  • 知識がいる
  • リバウンドの確率大
  • 体が冷えやすい

上記を踏まえ、管理人がおすすめするフルーツダイエット方法は、ファ―スティングとして活用することです。

ファスティングとは、簡単に言えば毒素排出(デトックス)です。

それは、果物に多く含まれる非必須アミノ酸の酵素効果です。

酵素は、主に次のような効果が期待できます。

  • 代謝を上げる
  • 毒素排出
  • 疲労回復
  • 美肌効果
  • 抗酸化作用

このプログラムは全部で三日間で行うものです。

前日と実践翌日は、以下の三つに気をつけてください。

  • 前日
  • たんぱく質・栄養品目をたくさんとる
  • 翌日
  • 沢山味噌汁・おかゆなど消化に良いものから
  • 前日翌日胸痛
  • 炭水化物・脂っこいもの・添加物は避ける
  • カフェイン・アルコールの摂取を避ける

当日は、次の原則を守ってフルーツのみを摂取してください。

・極力以下フルーツを優先順に常温・生で摂取

  • キウイ
  • りんご
  • パイン
  • グレープフルーツ
  • オレンジまたはみかん
  • いちご
  • レモン・ライム
  • ブドウ
  • ラズベリー
  • 夕食は早めの時間帯に済ませる
  • 午前中のフルーツは1種類のみ
  • 摂取量は可能なら腹八分目まで
  • ミキサーでジュースにしても可能
  • コーヒーなどカフェイン・アルコールは NG
  • 水・ノンカフェインは1.5リットルまで可

これらの原則を守り、普段の腸内環境、消化活動を休め、体内毒素をめいっぱい排出しましょう。

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