公開 2019年7月21日
☆更新 2020年5月31日
痩身エステって施術の効果じゃなく、遠赤ドームサウナで汗を出してるから痩せてるってほんと?
痩身エステで遠赤ドームサウナを使用する意味についてこのような誤解をしていませんか。
実は遠赤ドームサウナそのものによる痩身効果はわずかで、本当の目的は施術効果を上げるためなんです。
今回は、痩身エステプロがサロンで遠赤ドームサウナを使用する意味・そして使用しないサロンの理由についても徹底解説いたします。
目次
痩身エステの遠赤ドームサウナは施術との相乗効果
痩身エステの遠赤ドームサウナに関して次のようなギモンを持たれる方がネット上でしばしば見受けられます。
質問者さま
Q.遠赤ドームサウナは入るだけで痩せる?
痩身エステの遠赤ドームサウナは入ってるだけで痩せるんですか?
そんなにお風呂と変わらないんじゃないかと思うのですが…
A.遠赤ドームサウナだけで大きな痩身効果は期待できません
お風呂との違いは老廃物などの体外排出・デトックス効果に優れている点です。
megumi
遠赤ドームサウナとお風呂は「汗を掻く」といった点は同じです。
ただ、痩身エステで遠赤ドームサウナの工程を導入する意味は主に次のような効果を期待するためです。
あたため | 施術前に脂肪と筋肉を柔らかくする |
---|---|
老廃物・体外排出 | 施術により溶解した脂肪・老廃物の体外排出 |
基礎代謝アップ | 脂肪を燃焼しやすい体づくり |
確かに遠赤ドームサウナは入ることで1回400~500kcalは消費すると言われております。
しかし、これで脂肪が減ることに直接は影響しません。
カロリー消費しているのに、脂肪が減らないってどういうこと?とちょっと困惑させてしまってすみません。
わかりやすく言いますと、ホットヨガや岩盤浴だけをやって体脂肪がすぐ減らないのと同じような理屈です。(この点の詳細は別記事の痩せる仕組みは体脂肪・代謝・食事と栄養で決まる!メカニズムを徹底解説【プロ監修】をご覧ください。)
遠赤ドームサウナの効果は施術前に入っていただくことで体内の基礎代謝が上昇、温めによる施術効果アップ、体外排出などの痩身エステ施術との相乗効果の方が大きいのです。
高める役割を担う
遠赤ドームサウナとは
では、ここで遠赤ドームサウナとは一般のサウナと何が異なるのかを簡単におさらいしましょう。
・遠赤ドームサウナ
そもそも痩身エステの遠赤ドームサウナとは正式名称を遠赤外ドームサウナと呼び、赤外線の電磁波の放射熱でドーム内を加熱する方式のサウナです。
遠赤外線についての小難しい理論はここでは差し控えますが、遠赤外線の熱により皮下40mmまで体を温めますので、体の深部からじんわりと温めることができます。
遠赤外線の主な効能には次のような点があります。
- リンパの流れが良くなる
- 老廃物排出促進
- 血行促進
- むくみ・冷え性改善
- 活性酸素の除去・免疫力アップ
- 基礎代謝アップ
このように遠赤ドームサウナは、ダイエット効果を高める上では良いことづくしのアイテムなのです。
銭湯などでのサウナはただ汗を掻くだけで、実際には体の深部から温まっている訳ではありません。
・サウナ
むしろ、おすすめは岩盤浴です。
・岩盤浴
そのため、痩身エステ後は岩盤浴との併用をおすすめしているサロンも多く見受けられます。
温め様々な効果効能を生み出す
痩身エステで遠赤ドームサウナを使用する意味
痩身エステで遠赤ドームサウナを使用する主な目的は、痩身エステの施術工程に欠かせないあたためと体外排出を効率よく行うためです。
通常、痩身エステの施術工程は次の4つの工程を行うことが理想とされています。
①あたためる
②ほぐすor溶かす
③体外排出
④引き締める
・①あたためを行う理由
痩身エステであたためを最初に行う理由は、施術前にあたためを行うことで脂肪と筋肉を柔らかくするためです。
逆に皮膚が冷え切った状態では施術効果はほぼ期待できません。
・③体外排出を行う理由
痩身エステでは③の体外排出が最も重要です。
例えば、痩身エステで脂肪溶解効果のあるキャビテーションというメニューがあります。(※キャビテーションの詳細はキャビテーションとは?仕組みと効果を痩身エステプロが徹底解説をご覧ください。)
仮にいくら上質なキャビテーションを使っても、ただ機械をあてるだけでは痩身効果は得られません。
肝心なのは、溶解させた脂肪を効率よく体外に排出させて始めて痩身効果が期待できるのです。
②の工程の効果を促進する
遠赤ドーム無しならヒートマットや温浴でもOK
痩身エステの理想の4つの工程における①あたための工程は、遠赤ドームサウナでなくても構いません。
サロンによってはヒートマットやゲルマニウム温浴などを使うところもあります。
では、それぞれのアイテム別の特徴をご説明していきましょう。
・ヒートマット
ヒートマットはベッドを温める寒さ対策の役割と、施術前の発汗用としての役割の2つの用途として使うことができます。
汗を掻く場合は中にパラフィンシートをくるむことで大量の良質な発汗作用が期待できます。
また、近年のヒートマットは遠赤ヒートマットが多く発売されているため、これであれば遠赤ドームとほぼ同等の効果が期待できます。
・ゲルマニウム温浴
ゲルマニウム温浴も痩身エステおすすめあたためメニューの1つです。
有機ゲルマニウムがもたらしてくれる美肌効果、老廃物、デトックス効果を上げながら基礎代謝アップ、深部からの温熱効果が期待できます。
遠赤ドームサウナを使用しないサロンの理由
痩身エステの定番である遠赤ドームサウナですが、中には自分が検討しているサロンに遠赤ドームサウナもヒートマットもなかったため、次のように困惑される方も少なくないようです。
質問者さま
Q.温めの工程を最初に行わない痩身エステは効果ある?
痩身エステに通おうと検討しています。
キャビテーション、脂肪冷却、ラジオ波を全身の希望の部位に60分あてるものです。
サロンから提示されたコース価格はお得に思いましたが、遠赤ドームやヒートマットがなく、身体が温まってない状態で効果はあるのでしょうか?
A.ラジオ波があれば代用可能です
遠赤ドームサウナがないサロンは料金が安いサロンの可能性大。温め効果はラジオ波で代用できます。
megumi
近頃ではどこの痩身サロンでも遠赤ドームサウナを使用することが当たり前になっているため、使用してくれないサロンは施術工程に手を抜いているのでは?と心配になりますよね。
実は遠赤ドームサウナやヒートマットを使用しない=効果がないサロンとは決めつけられないのです。
サロンによって遠赤ドームやヒートマットを使用しない一番の理由は、「シャワー設備の有無」です。
なあ~んだそれだけの理由?それならやっぱり遠赤ドームサウナ+シャワー設備がきちんと整っているサロンに通った方がお得では?という気がしますよね。
ところが一概にそうとは言い切れません。
なぜなら、遠赤ドームサウナ+シャワー設備がないサロンの方がお客様にとって料金面でメリットがあるサロンの確率が高いからです。
遠赤ドームサウナを使用しないサロンのコース料金は安い
シャワー設備がないサロン=コース単価が安いサロンである確率が高いと判断してまず間違いありません。
実は管理人が運営していたサロンでもシャワー設備がなかったため、遠赤ドームサウナ、ヒートマットは一切使用しておりませんでした。
だからという訳ではありませんが、管理人のサロンのコース料金は地域内でのテナントサロンでは最安値でコースを提供させて頂いておりました。
もしかしてシャワーの光熱費をケチってるから?と、ご想像されましたでしょうか?
料金が安いサロンにシャワー設備を入れることができないのはサロンの回転率の事情です。
1つはお客様がシャワーをお使いになる=ドライヤーやメイクのお直しでサロンに滞在される時間が長くなります。
2つ目にシャワー後に施術の経過・次回予約などをうかがうため、スタッフが不規則なタイミングで手が取られてしまいます。
こういった様々な事情を考慮すると、サロンにシャワー設備を入れることでお客様へのコース単価も自ずと上げざるを得なくなるのです。
このように、シャワー設備がないサロンはコース料金を安く提供してくれるサロンである一つの目安となるでしょう。
よくチェックする
遠赤ドームサウナを使用しないサロンのあたため対策
では、遠赤ドームやヒートマットであたためを行わないサロンではどのような方法であたためを行っているのでしょうか。主に次のような代用方法があります。
・ラジオ波
・足湯
・よもぎ蒸し
近頃では人気痩身機種キャビテーションと併用すると相乗効果が高まるとして人気のラジオ波。
通常であればキャビテーションの後の体外排出の意味でラジオ波を行いますが、実はこの工程は逆でも構いません。
ラジオ波→キャビテーションの順に行うことで、体は十分に深部からあたたまります。
つまり、ラジオ波があれば十分同等の用途が満たせることになりますので、遠赤ドームサウナに入らなくても施術効果への影響差は心配不要なのです。
ご自宅あたためケアにもおすすめ!足湯とよもぎ蒸し
ちなみに管理人のサロンでは全てのお客様に同じ工程は行っておらず、あたためはこのような機器を使った「足湯」を施術前に行っておりました。
https://item.rakuten.co.jp/dayz7200/aivil-lepied/
足湯はあたためだけでなく、足のむくみ、疲れを下半身の血行促進に大変有効なケアです。
特に下半身痩せを目指したい方は毎日のご自宅のお手入れとしてもぜひご活用ください。
なお、フットバス機をご自宅用に購入される場合は、画像のようなお湯が「加温式」の物をおすすめします。
一方、あたためは韓国伝統の美容法であるよもぎ蒸しも有効です。
https://item.rakuten.co.jp/auc-urbanet/maruon-yomogi-set/
よもぎ蒸しは韓国伝統の「温活」方法として知られており、一部の痩身サロンでもメニューとして活用しています。
ハーブを燃やして座るだけで、体内の深部から温まり、ホルモンバランスの乱れによる肥満が気になる方におすすめのあたため方法です。
ダイエットいろはおすすめ家庭用遠赤ドーム・ヒートマット
遠赤ドームサウナや、ヒートマットはサロンに行かれた時だけに限ったメニューではありません。
むしろ、これらの家庭用をご購入いただき、サロンの予約日はご自宅でこれらをご使用になられることで痩身エステの施術による「体外排出」効果を上げてくれるため、ぜひとも併用頂くべきなのです。
では、ここでダイエットいろはおすすめのリーズナブルに購入できる家庭用遠赤ドームサウナ、ヒートマットをご紹介いたします。
●遠赤ドームサウナ
・シェイプドーム \69,800
https://item.rakuten.co.jp/ciflab/930175/#930175/
こちらは業務用でも実際に使用されている遠赤ドームサウナです。
折り畳みが可能で持ち運びしやすいため、ご自宅以外の場所での使用も可能です。
・遠赤外線コンパクトドーム \98,000
https://item.rakuten.co.jp/auc-iyashi/bise-cb020411-m1/
こちらも持ち運びが簡単なコンパクトタイプです。
折り畳み収納が可能なため、置くスペースがないお部屋の方でもお使い頂けます。
●ヒートマット
・2つ折りヒートマット \35,900
https://item.rakuten.co.jp/ecsunrise/ecj002/
こちらは遠赤タイプではありませんが、予算重視の方におすすめの出力の高い本格ヒートマットです。
40~75℃までの高温、温度は8段階調整が可能です。
個人サロンさんなどで使用されているモデルですので、一定の温め・排出効果は十分に期待できます。
・三つ折り遠赤ヒートマット \35,000
https://item.rakuten.co.jp/bigarden/mat-1001/
こちらは、リーズナブルな価格帯でお求めいただける本格遠赤ヒートマットです。
温度は25~70℃まで、5℃ずつ調整可能です。
しかも嬉しいことに胸部・腹部・脚部 3つの部位ごとに温度を変更することもできるため、部分痩せ効果にも優れています。
遠赤ドームサウナを痩身エステが使用する意味は施術との相乗効果
megumi
今回は、遠赤ドームサウナを使用する意味・そして使用しないサロンの理由についても詳しくお話させて頂きました。
まとめますと、痩身エステの遠赤ドームサウナそのもので期待できる痩身効果はわずかです。
痩身エステで遠赤ドームサウナを使用する意味は、主に次の用途により施術の相乗効果を上げるためです。
あたため | 施術前に脂肪と筋肉を柔らかくする |
---|---|
老廃物・体外排出 | 施術により溶解した脂肪・老廃物の体外排出 |
基礎代謝アップ | 脂肪を燃焼しやすい体づくり |
また、遠赤ドームサウナを使用しないサロンとはシャワー設備を入れていないサロンのため、ラジオ波やその他の方法であたための工程を代用しています。
ただし、その分コース料金を安く設定してくれているサロンである目安となるでしょう。
遠赤ドームサウナは使用することで皆様を痩せやすい体質に導いてくれる優れものです。
しかし、必ずしもサロンで使用してもらわなくても他のあたため代用方法を行ってもらえば特に施術効果に影響がでるものではありません。
後はご予算の問題もありますので、十分に検討して自分に合ったサロンを選びましょう。
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