公開 2019年11月20日
☆更新 2020年6月1日
ストレスで太るのは本当?
ストレスで太るという人もいれば、痩せる人もいますよね。
結論から言いますと、ストレスは肥満の原因に直結します。
それは、ストレスによる過食だけでなく、現代日本人に多い冷えによる代謝の低下が原因の一つになっているんです。
今回は、元痩身エステサロンオーナーの管理人が、ストレスで太るメカニズム対処法を徹底解説いたします。
目次
結論!肥満の1番の原因はストレスだった
ストレスは肥満の1番の原因になります。
「ストレスが溜まると痩せるんじゃないの?」
それもその通りです。
ただ、管理人の見解としては、太る割合の方が圧倒的に多いと考えます。
まず、以下は、ストレスで太るタイプか痩せるタイプかを調整したアンケート結果です。↓
(※マイナビウーマン 働く女性にアンケート)
https://news.livedoor.com/article/detail/11081031/
全体の約6割強の方がストレスで「太るタイプ」だと自覚していることになります。
どちらも不健康には違いありませんが、それぞれの特性の違いを検証してみましょう。
痩せるではなくやつれる
痩せると回答した方が挙げている理由は次のようになります。
- 胃が痛くて何も食べられなくなる
- 食欲より睡眠欲
https://news.livedoor.com/article/detail/11081031/
痩せると回答している方の症状は「一時的なもの」です。
人間は生命維持をする上で食事からの栄養摂取と、睡眠は必須です。
胃腸の調子が悪くても、 生命維持のためにいずれ何かを食べなくてはなりません。
それでも回復しない場合は、心・体、何かの病気を患ってしまっていることになります。
それは、「痩せている」のではなく、「やつれている」のです。
また、睡眠欲は好きなだけ眠れば解決します。
要するに、食事・睡眠は、自分がその気がなくてもそう遠くないうちに解決に向かいます。
これは、ストレスによって痩せる方の傾向ともリンクしています。
例えば以下は、医学博士の片山先生が、ストレスによって痩せてしまうメカニズムを示したものです。↓
急性のストレスは、失恋や大事なプレゼンなどの単発的なできごとにより、大きな負担を感じた時に起こるもの。交感神経が活発に働くことにより、アドレナリンやストレスホルモンが過剰に出てしまい、胃酸の分泌が多くなってしまいます。この場合はむしろ、食欲が減退することが多いのです」
(引用;https://www.excite.co.jp/news/article/Mamatenna_356468/)
つまり、そもそも痩せるようなストレスの原因は、突発的なものであることが多いのです。
結果、ストレス痩せが長期化する確率は、高くないということになります。
ストレスで痩せていく、すなわち体重が落ちていくというのは、”痩せる”ではなく、”やつれる”と、ご認識ください。
太るのは慢性化しやすい
一方、太ると回答した方が挙げている理由は次のようになります。
- お酒や甘い物を食べまくる
- 食べることがストレス解消
https://news.livedoor.com/article/detail/11081031/
太ると回答している方の症状は、「慢性化しやすい」です。
なぜなら、ストレスでの過食により自己完結できてしまえるからです。
生命維持のレベルを超えるカロリー摂取は、体にとって不必要なものです。
厄介なのは、過食は本来の空腹によるものではなく、ストレス時に限って分泌されるホルモンの働きによるのです。
(※この点についてはこちらをご覧ください。)
↓
小腹が空いた時の間食は太る原因
自分の好きな食べ物あれば 、脳内神経物質のドーパミンが活発になります。
ドーパミンとは幸せホルモンのひとつですが、脳がその快感を記憶してしまうのです。
結果、過食はさらにエスカレートしすくなります。
ストレスと無縁なのに?幸せ太りのメカニズム
ストレスによって太る人もいますが、「幸せ太り」という言葉もありますよね。
果たして、幸せなはずの方が太る理由はどういったメカニズムなのでしょうか。
質問者さま Q.なぜ、結婚後『幸せ太り』するんですか? 私も結婚後、5kg太りました。 毎日1万歩歩いて、脂質&糖分のとりすぎにも気をつけてました。 結婚式時点では痩せすぎを心配されてました。 理由がわかりません。
megumi
ストレスとは、辛い、苦しいという悪いストレスばかりではありません。
幸せなんだけどストレス=刺激によるストレスというのも存在します。
実際に、管理人のサロンにも、某県で長者番付トップランキングに入るレベルの大金持ちと玉の輿婚された方がいらっしゃいました。
しかし、この方は結婚して3年ほどで12kgも増えてしまわれたのです。
これではせっかくゲットした旦那様も逃げていく危機感がつのります。
そして管理人のサロンで、見事結婚時の体重まで戻されました。
この方がまさに「幸せなんだけどストレス」でした。
これほどのご主人と一緒になったことで、毎日の食事、家事など様々な事に気を配らなくてはなりません。
奥様の料理が美味しいため、二人で豪華な料理を毎日食べます。
これまで独身時代では考えられなかった食生活、ご主人との生活の緊張から、基礎代謝が下がっても無理はありません。
結果として、幸せ太りもストレスなのです。
太る原因はカロリーオーバーだけではない
「結局、ストレスそのものじゃなく、食べ過ぎで太るって事でしょう?」
確かにどの専門家の見解も、最終的に次の図式で太ることばかりをうったえています。
・摂取カロリー>消費カロリー
ところが、管理人のサロンの3000名のお客様は、必ずしもこの図式にあてはまっていません。
当サロンでは、お客様全てに食べた物の内容を記録していただいておりました。
この記録からわかった事は、カロリーオーバーによる過食で太っている方はほぼいなかったのです。
「みんな食べてる量を嘘ついてるだけじゃないの?」
中にはそういった方もいらっしゃるかもしれませんが、大多数ではありません。
この方々に共通しているのは次のような点です。
①ストレスが多い
②単品食ばかり(うどんのみなど)
③糖質過多
④食べるのが早い
⑤体が冷えている
そして、これらのすべてを包括しているさらに大きな原因が、①のストレスなのです。
ストレスと肥満は相互関係にある
慢性的なストレスは、体の代謝を低下させます。
前項②~⑤は、すべて体の代謝を低下させることに直結します。
当然ですが、代謝が上がらなければ脂肪は燃焼しません。
②~⑤の要素は、いずれも次のように相互関係にあります。
肥満の原因 | 要素→ストレス | ストレス→要素 |
---|---|---|
食生活の偏り 糖質過多 |
栄養不足 ・カルシウム ・ビタミン ・鉄分 |
食事が適当になる 単品食でお腹を満たす |
咀嚼不足 | 消化に悪い 栄養素に変わりにくい 胃と腸の不調 |
流動食で済ませたくなる |
体の冷え | 自律神経の乱れ | ストレス冷えを起こす |
人間の自律神経には、交感神経と副交感神経の二つに分かれます。
http://www.zonealpha.co.jp/stress.html
自律神経は主に次の2つに分かれます。
- 交感神経
日中に活動している時間に活発に働く - 副交感神経
寝ている時、リラックスしている時に働く
自律神経はこの2つのバランスが均等に取れることこそが重要です。
自律神経のバランスが乱れると、血管が収縮し、低体温を引き起こします。
これがいわゆる自律神経失調症です。
そして、栄養が万全に取れていない方ならなお、悪い方の相乗効果を引き起こすのです。
②~⑤は相互関係の為、繰り返し循環するゆえに、ますます状況が悪化していくのです。
恐るべし悪循環のサイクル
炭水化物、甘いもの、そして脂っこいものの難点は栄養不足だけではありません。
これらの食品に共通しているのは、依存性が高いことも問題なのです。
甘いもの・脂っこいもの・炭水化物は依存性が高い
質問者さま Q.甘いもの・脂っこいものやめられない! ダイエットしたいですが食べるのが止められません。 甘いもの、脂っこいものを無駄にたくさん食べてしまいます。 運動も続かず、どうしたら良いでしょう?
megumi
炭水化物は全てがNGではなく、種類を選べば摂取しても大丈夫です。
(※詳細はこちらをご覧ください。)
↓
低GI値の炭水化物を選ぼう
それ以外の食品に共通するのは、次のような要素です。
- 食品添加物
(※詳細はこちらをご覧ください。)
↓
原因は糖質と食品添加物 - 人工甘味料
- トランス脂肪酸
(※詳細はこちらをご覧ください。)
↓
トランス脂肪酸に注意!
甘いものに関しては、「砂糖依存症」が日本の精神科学会でも発表されています。
また、近年米国では、食品添加物や塩分の濃いものを総称して「食品依存症」について次のように警鐘を鳴らしています。
「’08年にはプリンストン大学のアヴェーナ博士らが『砂糖を多く含む高カロリー食品が依存症が強い可能性がある』と発表し、その後も多くの大学の研究で、塩分や添加物を含む食品も依存症が高いことがわかってきています。ミシガン大学の研究結果はそれらを裏付ける形となりました」
これはあくまでアメリカ人のランキングですが、主に次のような食品です。
現代の日本は、米国をはるかに超えるほど、世界トップクラスの食品添加物大国となってしまいました。
恐ろしいことに、食品添加物の過剰摂取が、ストレスをさらに増大させる原因になるのです。
食品添加物・砂糖の摂りすぎは栄養も奪う
食品添加物や砂糖の摂りすぎによる問題は、肥満だけではありません。
結果として、 皆様の普段のストレスを余計に増長させることにもなるのです。
https://anti-agingfood.com/403/
近頃の日本人がストレス社会となってしまった要因は「脳の栄養不足」です。
かつてより、キレやすい子供が増加しているのもこのためだといわれています。
一つは、小売業流通の90%を占めるコンビニの普及と、ファミレスの増加です。
食品添加物をはじめとするこれらの食品は、例えば、加工食品に含まれる次のような成分です。
- リン塩酸
カルシウムが欠乏 - トランス脂肪酸
ビタミン・ミネラルが欠乏 - 酸化防止剤
精神障害・イライラに影響 - 着色料
精神障害・イライラに影響 - 人口甘味料
エネルギー不足・イライラに影響
https://informationnow.xyz/archives/9791.html
仮に野菜などの栄養を摂取しても、これらの食品と同時に摂ってしまうと栄養が正しく吸収されないことになるのです。
それどころか、普段のライフスタイルがストレスから逃れられないのも食生活によるものなのです。
つまり、皆様が本当にリバウンドと無縁の心身ともに健全なスリム体型を目指すには、なるべくこれらの食品を摂取しないに越したことがないのです。
ダイエットにおけるストレス対処法
ダイエットにおけるストレス対処法は主に次の3点です。
ストレスフリーの食生活に改善
結論から申しますと、皆様のストレスを緩和させる特効薬が食生活です。
食生活で栄養素をまんべんに摂取すれば、日々のストレスは半分以下になります。
食事は今の皆様のお体の体重・体型を作っている源です。
同時に、心の状態も作っている源でもあるのです。
糖質脂質タンパク質の三大栄養素はもちろんのこと、野菜、ビタミンなどとにかく栄養素の品目を増やすことです。
前述しましたように、加工食品や、甘味料入りの甘いもの、ジャンクフードからも卒業しましょう。
当サイトおすすめのダイエット食事方はこちらです。
↓
リバウンドを防いで依存から脱却する食事法
自分なりのストレス解消法を見つける
現代日本でストレスと無縁な方はほぼ一人もいません。
幸せ太りなど、人から見えて幸せであっても、その方にとっては知らない間にストレスになる事もあります。
ストレスは日々の生活の中でどこかしらたまるものですから、肝心なことは解消することです。
食べた物で体が不必要なものを排出しなければ、体に支障が生じる事と同じです。
食事→排尿、排便(体を健全に保つ)
ストレス→解消(脳、心を健全に保つ)
対処法としては、自分に合ったストレス解消法の時間を作ることです。
現代の日本人は働きすぎだと言われています。
ある程度残業を断ったり、有給も積極的に摂ったりなど、余暇も必要です。
そして、カラオケ、散歩、旅行グルメなど何でも構いませんのでとにかく楽しみを見つけましょう。
ホットヨガ・岩盤浴などを活用
身近に取り入れやすいストレス解消法としてはホットヨガや岩盤浴です。
特にホットヨガの方はおすすめです。
高温多湿の中で汗をかきながら、簡単な運動になり、デトックス効果も期待できます。
また、自律神経を整える効果もありますので、ぜひ一度活用してみてください。
(※ホットヨガについてはこちらをご覧ください。)
↓
ホットヨガと痩身エステ併用はダイエット効果絶大!サロンプロがおすすめも伝授
ダイエット成功にストレスは大敵!自分にあった解消方法を
megumi
今回は、ストレスで太るメカニズム・対処法について詳しくお話させて頂きました。
まとめますと、肥満の1番の原因はストレスです。
ストレスで痩せる方、すなわち体重が落ちる方はやつれると言う事であり、それぞれ次のように特性が異なります。
- ストレスで痩せる(やつれる)
一時的なもの - ストレスで太る
慢性化しやすい
しかも、ストレスは辛いことばかりではありません。
いわゆる幸せ太りもストレスの一種なのです。
一方、太る原因はいわゆるカロリーオーバーだけではありません。
主に次のような原因が考えられます。
①ストレスが多い
②単品食ばかり(卵かけごはんのみなど)
③糖質過多
④食べるのが早い
⑤体が冷えている
この5つの要因により、血液循環に支障をきたし、体温が低下、結果代謝が低下します。
一方、次のような食品は依存性が高く、肥満だけでなく、ストレスを増長させます。
- リン塩酸
カルシウムが欠乏 - トランス脂肪酸
ビタミン・ミネラルが欠乏 - 酸化防止剤
精神障害・イライラに影響 - 着色料
精神障害・イライラに影響 - 人口甘味料
エネルギー不足・イライラに影響
そして、ダイエットにおけるストレス対処法は主に次の3点です。
上記を踏まえ、ぜひ明日からストレスフリーな生活を心がけ、健全なダイエットを目指していきましょう。
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