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ダイエット停滞期の乗り越え方|3000名を痩せさせた痩身エステオーナーが解説

 公開 2019年11月8日
☆更新 2020年5月31日

体重が急に減らなくなった!もしかして停滞期?

それまで順調に減っていた体重が急に減らなくなったらとにかく焦りますよね。

大丈夫です。

ダイエットにおける停滞期は正しい方法で乗り越えれば、皆様の目標達成が近づいてきている証拠なんです。

今回は、これまで3000名を痩せさせた痩身エステオーナーが、ダイエット停滞期・適切な乗り越え方を徹底解説いたします。

この記事を書いた人
megumi

元総合エステサロンオーナーの経歴を持ち、ダイエット部門では延べ3000人を応対。 糖質制限ダイエットでリバウンドした経験を持つ当サイト管理人。

ダイエットの停滞期は自然現象

ダイエットの停滞期は誰にでも起こる自然現象です。

停滞期のことを改めておさらいしますと、ダイエット中に減っていた体重が突然止まる現象です。

ダイエットを正しく行なっても、体がそれ以上体重を減らさないように機能するのです。

しかし、ほとんどの方は停滞期が来るととにかく焦ります。

質問者さま

Q.停滞期?どうしたら良い?

ダイエットの停滞期がきたのでしょうか。

どうしたらいいのかわかりません。

体重75kgから65kgまで落としました。

方法は食事と筋トレだけです。

どうしたら良いでしょうか?

A.焦らないことです。

megumi

せっかく順調に減ってきたにも関わらず、突然体重減が止まると確かにショックです。

結論から言えば、まったく焦る必要はありません。

むしろ、ダイエットにおける停滞期はこの「焦り」が一番の大敵です。

皆様は、毎日の排尿、排便が順調に行われることが当たり前だと考えますよね。

逆に、これらの機能が正常に働かなければ、病気かもと疑ってしまいます。

ダイエットの停滞期は、この排尿や排便のように、体にとってごく当たり前の現象なのです。

メカニズム

停滞期が起こる場合に多い条件は次の3点です。

  • ダイエット開始後1ヶ月前後
  • 1ヶ月以内に元体重の5%以上減量した場合
  • 長期間で大幅減量に取り組んでる場合

おおよそ上記の条件があてはまると、いわゆる「ホメオタシス機能」が発動します。

ホメオタシス機能とは、人間の体が一定の状態を保とうとする本能による機能です。

短期間に脂肪が減ると、体が「飢餓状態」だと判断してしまうのです。

そして、エネルギー代謝を最小限にしようと体は本能的に減量速度にロックをかけます。

また、停滞期は1回だけとは限りません。

長期間で大幅減量に取り組んでいる方は、2回・3回とおとずれます。

この現象は至って通常のことであり、焦る必要は全くないのです。

実は勘違い?思い込みの可能性も否定できない

管理人は通算3000名近い女性のお客様のダイエットに携わってきました。

つまり、様々な方の停滞期パターンを実体験で知っているうちの1人です。

その経験上申し上げますと、実は停滞期が思い込みの可能性も否定できないのです。

「え?停滞期が停滞期じゃなかったってこと?」

その通りです。

一方、停滞期の乗り越え方の1つに「チートデイ」という対策方法があります。

チートデイとは、簡単に言えば「爆食い」です。

爆食いすることによって、飢餓状態でないことを体にインプットさせる方法です。

確かに体は飢餓でないことを確認すると、再び減り始めると言う理論は成り立ちます。

ところが、この判断を誤ってしまうと、取り返しがつかないことになるのです。

昨今では、ネットで簡単にダイエット・停滞期の情報が入手できます。

それゆえですが、一般の方もダイエットの情報に耳年増になっている傾向があります。

自分のお体のことですから、情報をとことんまでお調べになられることは喜ばしい行動です。

しかし、停滞期でなかったのに、チートデイの行動を行うとどうなるでしょうか。

せっかくそこまで順調に減量できたにも関わらず、たちまち体重はリバウンドしますよね。

つまり、最も多いリバウンド要因に、この「停滞期の勘違い」もかなりの割合で含まれます。

チートデイはおすすめできない

質問者さま

Q.チートデイを摂りいれるべき?

停滞期を一刻も早く抜け出したいです。

そこでギモンがあります。

①チートデイで体が飢餓状態でないと判断させる

②いつも通り続けダイエット中の生活に慣れさせる

どちらが正しい乗り切り方ですか?

A.管理人は②をおすすめします。

megumi

管理人はサロン運営当時から「チートデイ」を推奨していませんでした。

その理由は、前述しましたように停滞期がお客様の勘違いである可能性もあるからです。

また、痩身エステの立場上、お客様に「爆食いしてください」とは言えません。

確かにチートデイは、停滞期を乗り越えるための一つの手段ではあります。

元来、平均体重を超えてしまわれている方は、食習慣の改善が必要な皆様です。

たった1日のチートデイのために、それまでの努力が無駄になるリスクもあります。

そういった意味で、「体重減が止まった=停滞期になったからチートデイで対応」というのはかなり安易な発想だと考えています。
(※チートデイに関してはこちらをご覧ください。)

チートデイはおすすめできない!カロリー・食事・糖質制限に意味ない理由をプロが解説

体重減が止まる原因

停滞期でないにも関わらず、なぜ体重減が止まるのでしょうか。

考えられる理由は、以下3つです。

こっそり隠れ食いをしている

結論から申しますと、突然体重減が止まる原因の8割以上は「こっそり隠れ食いをしてしまっている」事です。

管理人のサロンでは、お客様に糖質制限をベースとした食事内容を実践頂いてました。

もちろん、きちんと指導通りに実践いただいた方は、想定通りの減量結果が出ていました。

ただ、中には体重減の記録が芳しくない方も少なくありませんでした。

最も顕著な方の例は、開始当初115kgあった20代のお嬢様D子様です。

D子様は最初の5kgまで順調に減ってましたが、そこから体重が急に減らなくなりました。

そして、ある日停滞期を訴えて来られたのです。

それどころか、そこから1週間後にサロンで体重を測ってみると、また2kg増えました。

「自分は指導通りに実践している・隠れ食いはしていない」と本人はおっしゃいます。

厄介なのは、実際にご本人の中ではこの通りの意識なのかもしれません。

ちょっとぐらい大丈夫!といういわゆる「つまみ食い」が重なってしまうケースです。

これはご本人が無意識に行なってしまっている可能性もゼロではありません。

ちなみに、サロンでは食事の記録ノートまたは、食べたものを写メでご提出頂いてました。

ところが一時期から、D子様の食事画像がいつもほぼ同じであることに気付いたのです。

「同じもの食べてるから同じ画像なんじゃないの?」

いくら毎回同じものを食べていても、写メの画像は毎回同じにはなりません。

このような場合は停滞期を疑う前に、ご自身がダイエットに真剣に取り組む気があるかを再度見つめ直すことが重要です。

基礎代謝が上がっていない

ダイエットに最も重要なのは基礎代謝です。

糖質制限でもカロリー制限でも、肥満を作る原因は次の図式です。

1日基礎代謝+消費カロリー摂取カロリー

反対の言い方をすれば、基礎代謝さえ高ければ、爆食いしても肥満になりません。

いわゆる、「痩せの大食い」と言われる方は、基礎代謝が異常に高い方です。

ちなみに管理人は現在40代後半に差し掛かりますが、基礎代謝は1340kcalです。

基礎代謝の年齢別平均は以下のようになります。

現在基礎代謝値は、年齢平均以上に上回りました。

しかも、ちょっとぐらい食べ過ぎても体重が急激に増えることはありません。

基礎代謝は、単純に食事量だけを減らしても、上がることはありません。

方法としては、脂肪が燃えるための食生活を行うか、筋肉量を上げるしかないのです。

つまり、基礎代謝の数値が上がれば上がるほど、痩せやすい体質に変わっていくのです。

ところが、意外にほとんどの方がこの基礎代謝の存在を無視してしまう傾向にあります。

対策は、「とにかく食べなければ痩せる」という認識を改める必要があるでしょう。

実践したダイエット方法が正しくない

停滞期に焦る方の中には、正しくないダイエット方法で突き進まれた方も少なくありません。

質問者さま

Q.自己流ダイエットで7kgから停滞!

165cm68kgを61kgまで2ヶ月で落としました。

・週2回ウォーキング2km

・朝;納豆単品、キウイ、バナナ

・昼;小さいおにぎり2個

・夜;肉料理、野菜具沢山味噌汁残す

サラダ、なんか副菜

バナナを減らしてみましたが、それ以上落ちません。

やり方が間違ってますか?

A.この方法ではそれ以上減りません。

megumi

実は、これは停滞期ではないんです。

「え?7kgも減ったから停滞しただけじゃないの?」

まず、7kg減量できたのは単純にそれまでの摂取カロリー・糖質を抑えたからです。

それは明らかなカロリー糖質オーバーの分が、一時的に減っただけに過ぎません。

この部分が、前述の基礎代謝が関係します。

食べ物を減らしても、基礎代謝が大して上がっていないのです。

理由は、この方のダイエット方法が基礎代謝に影響を与えていないからです。

脂肪を燃やす食生活

では、質問者様のダイエットプランを管理人が改善してみましょう。

改善前

  • 週2回ウォーキング2km
  • 朝;納豆単品、キウイ、バナナ
  • 昼;小さいおにぎり2個
  • 夜;肉料理、野菜具沢山味噌汁残す
  • サラダ、なんか副菜

改善後

  • 毎日20分姿勢を正し・早歩きウォーキング
  • 朝;納豆
    野菜具沢山味噌汁
    豆腐
    サラダまたはトマトなど
    ゆでたまご
    玄米ならお茶碗半分~1杯まで可能
  • 昼;おかず5品目入りお弁当
    (※コンビニ利用ならこちら)

    1週間日替わりランチメニュー
  • 夜;肉料理  -Ok
    野菜具沢山味噌汁残す- 残さず全部
    サラダ       - 量をたくさん
    なんか副菜     - 最低2品 野菜または豆腐(たんぱく質類)
    玄米ならお茶碗半分~1杯まで可能

まず、ウォーキング週2回はやっていないのと大差がありません。

ウォーキングは毎日コツコツ続けることに意味があります。

しかも、ただ歩けばいいというのではなく、背筋を伸ばし、早歩きで20分ほど歩いてみましょう。
(※ウォーキングの方法はこちらをご覧ください。)

ダイエットの運動はウォーキングのみで十分!理由・効果をサロンオーナーが解説

食事内容は、量は減らしているつもりかもしれませんが、代謝が上がるためのメニューが不足しています。

脂肪を燃やすには、ガソリンの元を作ってあげる必要があります。

タンパク質・ビタミン・ミネラルの品目を増やし、脂肪燃焼、基礎代謝アップが期待できるような内容に変更する必要があります。

停滞期が無いことで焦る方もいる

ダイエットの停滞期に悩むのは、停滞期中の方ばかりではありません。

ネット社会の現代は「停滞期がない=自分はおかしい?」と悩む方もおられるのです。

質問者さま

Q.停滞期がない自分はおかしい?

30代半ば女子です。

自力で次の数値まで落としました。

  • 体重;80㎏→60㎏
  • 体脂肪率;41→30

実践したことは以下です。

  • 基礎代謝よりやや少なめのカロリー摂取
  • PFCチェックによるゆるい糖質制限
  • 週4日ジムで筋トレと有酸素運動

20 kg 減量したのにこれまで停滞期がありませんでした。

あまりにもスムーズすぎてこれでいいのか悩んでます。

A.今から停滞期が来る可能性大です。

megumi

この方がこれまで停滞期がなかった理由は、それまでの食生活が糖質寄りだったからです。

糖質過多によって体重が増えてしまった方は、糖質制限で順調に体重が減ります。

およそ平均体重+3~5kgぐらいまでは、この方法で停滞しない方もおられます。

また、カロリー制限もある意味同時に行なっているため、体重減が早かったのです。

元の身長が分からない為判断できかねますが、おそらくこれから停滞期に入ります。

もし、ご本人がこれ以上の減量を望まれないのであれば、ここから元の食生活に戻さなければ維持は可能です。

ただ、減量後の体脂肪率が30ということは、平均体重到達までまだもう少し道のりがありそうです。

停滞期が来る時期は人それぞれ異なるため、目標設定との兼ね合いであることを念頭においてください。

ダイエット停滞期の乗り越え方

ダイエット停滞期の乗り越えるためのベストな方法は、次の4つです。

ダイエット方法・生活習慣を見直す

質問者さま

Q.停滞期は栄養不足が原因?

停滞期って身体が飢餓状態と判定されて起こりますよね。

これは、ある意味栄養不足もありますか?

停滞期になるダイエットは方法自体を考え直すべきですか?

A.必ずではありませんが、その可能性もあります。

megumi

前項で述べましたように、急に体重減量が止まった=停滞期とは限りません。

質問者様のように、カロリーや糖質を無理に抑え、栄養不足になっている可能性も否定できないのです。

逆にそれまで順調に減っていたのは、以前の食生活に比べカロリー糖質を急激に抑えたからです。

しかし、その減量は一時的なもので、同じ状況がずっと続く事はありません。

むしろ、減量ペースが停滞してからが本当のダイエットの始まりなのです。

また、停滞期でなくご自身のダイエット方法が間違いである可能性もあります。

その際は、これまでやってきたことが正しいかどうかを再度見直す時期に来ています。

ゆるりとした減量方法に変える

停滞期であってもそうでなくても、急激な減量方法はおすすめできません。

なぜなら、急速に落とせば落とすほど、ホメオタシス機能が活発に働くからです。

元の体重によりますが、月に2kg減ペースぐらいが理想です。

なるべく早期に結果を出したい気持ちは理解できますが、自己流では限界があります。

あまり焦らず、自分が無理のない範囲での減量方法を検討することがベストです。

焦って食べ物を減らさない

停滞期で一番やってはいけないNGパターンが、焦って食べ物を極端に減らしてしまうことです。

繰り返しになりますが、脂肪燃焼させるためにはガソリンが必要です。

食事を減らすということはこの燃焼の素となるガソリンを削減してしまっているのと同じです。

焦って食べ物減らしてしまうことで、ますます成功が遠のいてしまうとお考えください。

体組成計の記録を付ける

ネット上のよくある情報では、停滞期は「体重計をこまめにつけるように」とあります。

管理人は体重計よりも、体組成計での計測をおすすめします。

ダイエット実践される方の中には、体重だけに気を取られている方が少なくありません。

しかし、脂肪は皆様がご想像以上に体重にすぐに反映されるわけではないんです。

基本的に脂肪は軽いため、体重計だけではダイエットの成果が分かりづらいのです。

一方、精度の高い体組成計になれば、体脂肪率はもちろん、筋肉量や水分量も分かります。

自分の体を細部まで細かく分析することにより、原因が特定でき、焦る気持ちも減ります。

悩んだら痩身エステの体験コースでプロに対策を相談しよう

このように、ダイエット成功の鍵は、停滞期をどのように乗り切るかです。

ここで焦って誤った方向に突き進んでしまうと、それまでの努力が水の泡です。

そんな時に迷わないベストな方法として、ダイエットのプロに対策を相談するのも一つの手です。

「自力でダイエットできたのに、痩身エステなんて行く意味ない!」

自力である程度まで減量した方ほど、このようにお考えの方が少なくありません。

しかし、ダイエットの本当の成功は、体重そのものを減らすことだけではありません。

極端に言えば、全く食事をとらなければ一時的に体重は減っていきます。

すると、体は栄養不足になり、元の食生活に戻すとたちまち元に戻ってしまいます。

つまり、本当の意味でのダイエットの成功は、「いかにリバウンドせず、維持できるか」です。

また、女性の場合は、下半身や二の腕など、体重よりも体型を気にされている方の割合も高いです。

まさに痩身エステは、自力ダイエットで補えないところをサポートしてくれるのです。

しかも、今時は体験コースである程度の知識を伝授してくれるサロンも少なくありません。

停滞期の乗り切り方や下半身の落とし方など、自力で限界を感じている部分のみをプロのアドバイスを頼ることで効率良く解消できます。

例えば、以下のようなサロンでは業務用の体組成計・脂肪測定器を常備しています。

これらは体験コースでも計測が可能ですので、まずは自分の体の状態を分析してもらうことから始めましょう。

●フェイバリックスグループ

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ダイエットの停滞期は成功兆しの証拠!効率よく乗り切ろう

megumi

★今回のまとめです★

今回は、ダイエット停滞期・適切な乗り越え方を詳しくお話させて頂きました。

まとめすと、ダイエットにおける停滞期は自然現象です。

短期間に脂肪が減ると、体が「飢餓状態」だと判断する「ホメオタシス機能」が発動するのです。

停滞期が訪れる時期には個人差がありますが、およそ次の条件にあてはまっている場合に多く見受けられます。

  • ダイエット開始後1ヶ月前後
  • 1ヶ月以内に元体重の5%以上減量した場合
  • 長期間で大幅減量に取り組んでる場合

一方、停滞期は全てがそうとは限りません。

中には、次のような場合に問題がある場合もあります。

ダイエット停滞期の乗り越えるためのベストな方法は、次の4つです。

ダイエット停滞期を効率よく乗り切るには、プロのサポートを得るのも1つの手段です。

痩身エステの初回体験コースなら、体験時に精度の高い体組成計・脂肪測定を行ってくれます。

停滞期に悩んだら、まずは焦らず、自分のお体を冷静に分析してもらうことから見直してみましょう。

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